競艇初心者が勝つ為に知っておきたい基本的な7つのルール!

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長い歴史を誇る競艇ですが、独特なスタート方法や決まり手の種類など、初心者の方はなかなか難解で分かりにくいルールが多くて手が出せないという人も多いのではないでしょうか。

こちらの記事では競艇初心者の人が勝つ為に「必要な最低限のルール」を紹介していきたいと思います。競艇の基本的なルールから、勝つ為に知っておきたい豆知識まで、競艇初心者の人が舟券を購入しやすくなるような情報を網羅していきたいと考えていますので、競艇を始めたいと思っている人は必見ですよ!

競艇初心者が勝率を上げる為に知っておきたい基本的なルール

まずは競艇を一度もした事がないという方の為に、競艇の超基本的なルールから説明していきたいと思います。基礎中の基礎である基本的なルールですが、競艇場で教えてくれる人なんていませんから、まずは基礎的な知識を身につけておきましょう。

1.競艇のレースは必ず6艇!

競艇のレースは必ず6艇
同じ公営ギャンブルである競馬は出馬数が毎レース違ったりしますが競艇は毎回常に6艇です。これ以上でもこれ以下になる事もありません。競馬をやった事がある人なら分かると思いますが、競馬は最大で18頭ですから当てるのが非常に大変です。競艇は必ず6艇なので、公営ギャンブルの中では比較的に当てやすいギャンブルであるとされています。6艇なのでレース展開を予想するのが簡単なので、儲かる儲からないよりも当てたいと考えている人にオススメです。

さらに枠毎に色が決まっていますので、自分が応援している艇を色で見分ける事ができるのも特徴です。走っている時に番号が見えなくなっても色で判断できます。

・1号艇 白色
・2号艇 黒色
・3号艇 赤色
・4号艇 青色
・5号艇 黄色
・6号艇 緑色

2.フライングスタート方式と呼ばれる特殊なスタート方法

フライングスタート方式と呼ばれる特殊なスタート方法

同じ公営ギャンブルである競馬のスタートは、一斉にゲートが開いて馬が一斉にスタートしますよね。競艇のスタート方法は「フライングスタート方式」と呼ばれているもので、ちょっと変わっています。一定の時間内にスタートラインを通過する事によってスタートするというものです。各競艇場には大時計と呼ばれる時計がスタート付近に設置されているのですが、その時計の針がスタート時刻を指してから1秒以内にスタートラインを通過しなければなりません。

一斉にスタートするのではなく大時計を見ながらスタートする訳ですから、当然スタートのタイミングは選手によって異なります。スタートが上手な選手はそれだけで有利なレース展開を送ることができるという訳です。

このようにスタートが独特な方法をとっていますので、スタートを失敗するケースがあります。フライングと出遅れです。

■フライング:大時計がスタート時刻を指すよりも前にスタートしてしまうこと

■出遅れ:大時計がスタート時刻を指してから1秒以上経過してもスタートラインを通過できないこと

フライングした選手は一定期間の出走禁止など厳しい処分を受けますので、選手はフライングをしないように細心の注意を払いながら慎重にスタートを切らなければいけないのです。スタート事故を起こしてしまった舟券は全額返金されます。例えば1号艇がスタート事故を起こした時は、1号艇が絡む舟券の全てが返金対象となります。

返金されるという事は競艇場にとっても収入が減るという事になりますので、損失を出したと選手には重たい処分を下されるのです。スタート事故の結果はレース後に判明するケースもありますので、舟券が外れたからといってすぐに捨てるのではなく、スタート事故があるかどうかを待った方が良いでしょう。

3.抽選でモーターとボートを決める!良いモーターを引けるかどうか運も重要

良いモーターを引けるかどうか運も重要

レーサーの皆さんが乗っているボートとモーターはレース開催1日前に抽選で決定します。良いモーターと良いボートをとれるかどうかは完全に選手の運次第で、調子が良いモーターを引けば勝率も上がりますし、反対に調子の悪いモーターを引いてしまったら勝率が下がってしまいます。実績があり強い選手でも、モーターが悪ければ大きく調子を崩し勝率を落としてしまうのが競艇です。

出走表を見る時にモーターの強さを見る事もとても大切です。いくら実績がありインで出走する選手でも悪いモーターを引いてしまうと勝率は下がってしまいますので、舟券を購入するときは選手の実績は階級と同じ位モーターの良し悪しもチェックすると良いでしょう。

しかしここからが競艇の面白い所で、抽選で決まったモーターを選手は自分でカスタマイズする事ができます。パーツを変更したりプロペラの形を微調整したりといった感じで、モーターの整備が上手な選手や、選手歴が長いベテラン選手は、モーター整備の腕が上手なので、悪いモーターを引いてしまったとしても巻き返せるチャンスがあります。という訳で一概に悪いモーターを引いた選手は勝率が下がるとはいえないという訳です。

4.競艇は1号艇が超有利!勝率66%越えの競艇場も

競艇は1号艇が超有利

競艇は内側を走れる1号艇が有利な競技として有名です。同じ長さのコースで内側を走る事ができるのですから当然と言えば当然なのですが、競艇はほとんどのレースで1号艇を走るマシンが1着になります。基本的には最初のターンを先頭で1号艇がクリアすれば他の艇に邪魔されることなくそのまま1着でゴールする事が多いとされています。

その理由は二番手以降の選手が前を走る艇が出す波によってスムーズに走る事ができなくなるという競技の特徴があります。相当な技術差がない限り、二番手から一番手をかわすのは難しいといえるでしょう。

■1号艇勝率ベスト3

1位:芦屋(福岡県)  66.2%
2位:徳山(山口県)  65.6%
3位:大村(長崎県)  65.4%

■1号艇勝率ワースト3

1位:戸田(埼玉県)  45.1%
2位:福岡(福岡県)  46.0%
3位:江戸川(東京都) 46.4%

1号艇の勝率が最も悪い競艇場でも勝率は45%を超えています。全国のレース場の平均でみると約50%の確率で1号艇が1着でゴールします。舟券の対象となる3着以内まで広げると約89%の確率で1号艇は3着以内に入るというデータが出ています。つまり競艇は1号艇が何位にくるかで大きく舟券の配当が変わるという事で、ほとんど高い確率で1号艇は舟券に絡む順位にくるという事が分かります。

5.選手の強さを見定める簡単な方法

選手の強さを見定める簡単な方法

競艇は選手のテクニックが非常に勝負を左右するポイントとなる競技です。よって、その選手がどれ位強いかをきちんと見極める必要があります。選手の勝率は「着順点の合計/出走回数」で計算されます。着順点はレースの着順によって毎レースごとに選手が獲得できるポイントで、何着で何点獲得できるかはレースのグレードによって異なります。

選手の強さを見極めるときに最も注目したいのが「級別」という格付けです。競艇選手約1600人を勝率などでランク分けしているのですが、上から「A1」「A2」「B1」「B2」となっており、級別が高い方が強い選手ということになります。出走する枠やモーターの強さなどにもよりますが、基本的にはB1選手はA1選手に勝てません。それ位大きな実力差があると考えて良いでしょう。

上で説明したように競艇は1号艇が絶対有利の競技です。つまりA1の選手が1号艇で出走するレースは鉄板中の鉄板であると言えます。高い確率で1号艇が1着でゴールするといえるでしょう。もちろんモーターなどもありますが、モーターの設備も上手な人が揃っているのがA1ですから、特に気にする必要はないと言えます。

6.6種類の決まり手を覚えておこう!

6種類の決まり手を覚えておこう

決まり手とはそのレースがどのようなレース展開で1着が決まったかをあらわす言葉です。「逃げ」「差し」「まくり」「まくり差し」「抜き」「恵まれ」の6種類がありますが、決まり手の意味を理解しておくと『あの選手は逃げがうまい』とか『あの選手は差しがうまいからこのレースでは抜けそう』など、レース展開を予想して様々なレース展開を予想する事ができますので、的中確率を上げる事ができます。

■逃げ:読んで字の如く逃げて買った決まり手です。半分以上は逃げでレース結果が決まると覚えておいていいと思います。

■差し:第1ターンマークをまわる時に膨らんだ隙をついてインから外側の艇が内側に入って抜く決まり手です。判断力とわずかな隙間に艇を差し込む硬度な技術が必要となります。

■まくり:まくった後で差す決まり手です。基本的には超一流の選手のみが使える決まり手であるとされています。

■抜き:第1ターンマーク以降に1着が入れ替わりそのままゴールする決まり手ですが、基本的にはほとんどないと言われています。競艇は第1ターンマークで90%以上は勝負が決まりますので、珍しい決まり手です。

■恵まれ:転覆などで1着の艇がリタイアした時に繰り上げで1着になった時の決まり手です。

7.レースのグレードを知っておこう!

レースのグレードを知っておこう

競艇のレースは「SG」「G1」「G2」「G3」「一般戦」の5つに分類されます。格付けの事をグレードと言い、グレードが最もたかいレースがSGです。最も低いレースが一般戦です。上位グレードのレースには出走資格がありますので、実力のある選手しか参加できませんので、必然的に熱いレース展開になる事が多いのです。

SGの中でも最高峰のレースが毎年年末に行われる「グランプリ」です。その1年間での獲得賞金上位18名しか参加できないレースであり、文字通りその年1番の選手を決めるレースとなっていて、競艇界最高峰のレースとなっています。

まとめ

競艇初心者が知っておきたい基本的な豆知識7項目を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。競艇は公営ギャンブルの中でもルールなどが独特であり、全くルールを知らずにみると意味が分からなかったり、勝ちやすい艇や出走表の見方が全く分からないと当てにくくなりますので注意が必要です。

基本的にはインの1号艇~4号艇の中で3連単を考えるというのが基本であり、モーターや選手のクラスを見て、その競技場での勝率などから舟券を選択するのが基本です。競技場にいる予想屋の方の予想を参考にするのも楽しいですし、自分で選ぶのも楽しいです。当たりやすいといわれていますので、上の基本ルール7つをきちんと覚えて、的確な舟券を購入していきましょう。